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「半径数メートルから幸せの連鎖を生み出す」アンドパッド VPoE 下司 宜治 氏の事業成長のための決断
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「半径数メートルから幸せの連鎖を生み出す」アンドパッド VPoE 下司 宜治 氏の事業成長のための決断

建築・建設領域の非効率をクラウド型施工管理アプリ『ANDPAD』をはじめとして、テクノロジーで解決する株式会社アンドパッド(以下、アンドパッド)。プロダクトとともに急成長を続ける同社の開発組織をVPoEとして牽引する下司 宜治(Yoshiharu Geshi)氏のキャリア形成の軸に迫ります。

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“ニューエリートをスタートアップへ誘うメディア” EVANGEをご覧の皆さん、こんにちは。for Startups, Inc. の橘 明徳(Akinori Tachibana)と申します。

私たちが所属するfor Startups, Inc.では累計650名以上のCXOを含むハイレイヤーや経営幹部クラスのご支援を始めとして、多種多様なエリートをスタートアップへご支援した実績がございます。

EVANGEは、私たちがご支援させていただき、スタートアップで大活躍されている方に取材し、仕事の根源(軸と呼びます)をインタビューによって明らかにしていくメディアです。

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下司 宜治(Yoshiharu Geshi)
東京電機大学卒業後、エンジニアとしてヤフー株式会社(以下、ヤフー)に新卒入社。その後、株式会社ECナビ(以下、ECナビ)、株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)、株式会社オークファン(以下、オークファン)と主にtoCサービスを展開する事業会社で開発とマネジメントに従事。2019年よりアンドパッドへVPoEとして参画。入社後から現在まで同社の開発組織づくりを担う。

急拡大を続けるアンドパッドの開発組織

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-- まずはアンドパッドの事業と下司さんの役割について教えていただけますか?

アンドパッドは「幸せを築く人を、幸せに。」をミッションに掲げ、住まいやまちづくりに携わる人たちをテクノロジーで後押しする事業を展開しています。

その中で私はVPoEとして、エンジニアの採用活動から開発体制の構築、プロダクトのロードマップづくりなど、アンドパッドの事業の要となる開発組織づくり全般を担当しています。

-- 今や130名を越す規模の開発組織をリードされていますが、VPoEとして気をつけていることはなんでしょうか?

想定外の事象が起きたときにも慌てずに対応する冷静さです。想定外なことが起こったときほど、みんながむしゃらに対処しようとしますが、方針を決めずに取り組んでも、余計に状況が悪化したり、かけた労力が無駄になってしまうことがあります。

それでは開発組織として継続的ではないため、想定外のことが起こると、私はとにかく落ち着いて、みんなから一歩引いた目線で事象を正しく見極めることを意識しています。まずは事象を的確に把握し、その上でやるべきことを判断することが、今私に求められる大事な役割だと思っています。

自身が主体となって開発できる場所を求めていた20代

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-- 新卒でエンジニアとして就職されていますが、もともとエンジニアに興味があったのですか?

そうですね。親がガジェット好きでパソコンに興味があったこともあり、学生時代から開発に関心がありました。
大学もプログラミングが学べる情報通信工学科を選び、エンジニアとして就職する学生が多かったこともあり、私自身エンジニアを志すことは比較的自然な流れだったと思います。


-- そんな大学生の下司さんは、新卒時代どんな軸でキャリアを選んだのですか?

自分自身がユーザーとして一番使っていたサービスだったという理由から、新卒はヤフーを選びました。アンドパッドは現在サービスが拡大しており、負荷対策が必要になってきていますが、ヤフーも多くのユーザーに使われるサービスだからこそ、アクセス数の多さやデータ量を考慮した開発が必要で、それをキャリアの最初に学べたのは大きかったと思います。

しかし、大きなサービスであるが故に、良くも悪くも開発が細分化されていることに物足りなさを感じるようになり、もっと主体的に開発したい思いから転職を検討し始めました。

-- 当時、なぜECナビを選ばれたのでしょうか?

何をやるか以上に”誰とやるか”が自分にとって重要な観点だからです。事業を進める中で、時には自分の思うように開発できない場面も出てきます。そんな時に「この人たちと一緒にがんばりたいと思えるか」というのは、私にとって重要なポイントの1つでした。

ECナビは、選考のときにお会いした当時の社長をはじめ、社員の方の雰囲気や印象がよく、それが決め手でしたね。

-- 実際、ECナビに入社されてみて、いかがでしたか?

「事業が成長していないと好きな開発はできない」ということを実感しました。

ECナビでは、事業が順調に伸びている時、強い逆風が吹いている時など、さまざまな事業状況を経験しました。事業が伸びているときは「こんな工夫もできるんじゃないか」と新しい技術スタックやアーキテクチャを試したり採用することができます。しかし、事業が伸びていない時はその余裕すらありません。
事業が好調なとき、そうでないときの両方を経験しましたが、エンジニアにとって事業が伸びていることがスキルの向上につながる最適な環境だということを実感しました。

事業を伸ばすため開発に対する関わり方が変わったオークファン時代

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-- ヤフーやECナビでいちエンジニアとして開発していたときと、現在アンドパッドでVPoEとして活躍されている下司さんでは、開発に対する関わり方も大きく変わっています。転機について教えてください。

私自身はもともといちエンジニアとして開発スキルを伸ばしたい思いが強かったのですが、前職のオークファンで事業を伸ばすためにマネジメントを引き受けたことが転機だったと思います。

オークファンに入社後に「いまよりもっと事業を成長させていくためには誰かがプレイングマネージャーとして、エンジニアが快適に開発できる環境をつくっていかなければならない。誰がやる?」という話になり、自分にも話が回ってきました。

そのときECナビのことを思い出したのですが「事業成長のためにマネージャーとして貢献していけば自分にとっても一番いい開発環境がつくれるかもしれない。だったら自分がマネジメントを引き受けよう」と考え、マネジメントを引き受けることにしました。

また、オークファンではもう1つ転機がありました。

-- なんだったのでしょうか?

toBサービス開発の魅力への気づきです。

オークファンに入社するまでは、toCサービスがメインだったのですが、toCサービスでは、ユーザーの声が問い合わせフォームやカスタマーサポートを介して開発側に届くなど、ユーザーの存在がとても遠くにありました。

一方、オークファンで携わったtoBサービスでは、「こういう機能が欲しい」というユーザーの声が、営業を通してダイレクトに開発側に届き、開発したサービスに対する反響もすぐに届いてくる。toCよりtoBサービスの方がユーザーと開発側の距離の近さを感じました。

-- オークファンでマネジメントを引き受けたり、toB開発に携わっていなければアンドパッドのVPoEの下司さんは誕生していなかったかもしれないですね。

そうですね。「自分が携わる開発」から「事業成長を最優先に考える」へ、toCからtoBへという風に目線が大きく変わったのがオークファン時代だったなと感じます。

急成長を続けるアンドパッドの開発組織

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-- そんな中、オークファンからアンドパッドへ転職することになったきっかけを教えてください。

フォースタートアップスのシニアヒューマンキャピタリスト清水美保さんからスカウトで連絡をいただいたことがきっかけです。

オークファンでtoBサービスの面白さに気づいたこともあり、もし次に挑戦するなら、オークファンが向き合っているよりも大きい市場にチャレンジしている領域がいいなと考えていましたが、清水さんからいくつかの企業をご紹介いただいた際に、アンドパッドが向き合っている建築・建設領域の市場規模の大きさに魅力的を感じ、入社を決意しました。

-- 急成長が印象的なアンドパッドの開発組織ですが、下司さんが組織をつくっていくにあたり大事にしている点を教えていただけますか?

2つの点を重視しています。

1つは採用するエンジニアが、一緒に働くメンバーを尊敬して仕事ができる方かどうかという点です。

私自身、最初からVPoEとしてアンドパッドへ入社していますが、いきなりマネジメントポジションに配置されると周囲とのハレーションが起こりやすいため、既存メンバーを尊敬し、どのような組織を作っていくかを一緒に考えることを大事にしてきました。

アンドパッドではエンジニアを入社時からマネジメントポジションで配置するケースもあります。組織に歪みがうまれるのではと質問を受けることもあるのですが、採用面接時に一緒に働くメンバーを尊敬できる方かを確認できれば、私としては大丈夫だと判断しています。

-- もう1つはなんでしょうか?

開発組織の多様性です。

同じようなキャラクターの方ばかり採用すると、組織が同質化してしまいます。これから入社する方には、組織に新しい風をもたらしてくれることを期待するので、採用ではなるべく多様な方と会い、目の前の候補者が入社したら組織がどう変わるか想像を膨らませながら話すようにしています。
さきほどのマネジメントポジションの配置についてもそうですが、重要視しているのは開発組織全体としていかにエンジニアの力を最大化させていくかということですね。

自分の半径数メートル以内の人を幸せにすることを伝播していきたい

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-- アンドパッドの開発組織は今後も拡大していくと思いますが、下司さん自身として目指していきたい姿はありますか?

自分の半径数メートル以内の人を幸せにして、それをどんどん伝播させたいという想いが強いです。

世の中の全員を幸せにできたらすごいですが、私1人に出来ることは限られているため、まずは自分の手が届く半径数メートル以内の人を幸せにしたいと考えています。

その結果、私が幸せにできたメンバーからその隣の人へ幸せが伝播していけば、その連鎖で広範囲の人が幸せになっていくと思いますし、そのためにも自分の周囲のメンバーを幸せにしたいですね。

-- 今後アンドパッドの開発組織をどのようにしていきたいですか?

エンジニアといえばアンドパッド、この技術といえばアンドパッド、と言われるような開発組織を目指していきたいです。

アンドパッドはエンジニアのキャリアを本気で考えていますし、プロダクトは基幹システムからスマホアプリや機械学習、フェーズは0→1から10→100まで、ありとあらゆる開発経験ができるチームです。

開発組織はかなり強くなってきていると考えていますが、開発組織や技術についての世の中の認知はまだ十分ではないと考えているので、今後は開発組織のブランディングにも力をいれていきたいです。

-- 今後どのような人たちと一緒に働いていきたいですか?

他人を尊重できる方と一緒に働きたいです。

アンドパッドの開発組織は130人以上と大規模になってきていますが、フラットな組織であることが特徴です。

年齢や入社年次関係なく、自分の意見を言いつつも、他人の意見を尊重できる方が活躍している環境なので、そのような方と働けたらいいなと思います。

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橘 明徳(Akinori Tachibana):東北大学工学部卒業後、大手自動車メーカー勤務を経て、よりスピード感の早い環境でプロダクトを開発したいという思いから、IoTスタートアップの開発に従事。その後、成長する企業、事業に最も重要なのは "人" だと言う考えに至り、世界で戦える製品、サービスを日本から生み出すためには、個人が最適な環境で活躍しながら、圧倒的な成長を遂げる環境に時間を投資すべきだと考え、フォースタートアップスに参画。
Twitter : @tachirun

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EVANGE - Director : Koki Azuma / Creative Director : Munechika Ishibashi / Writer : Akinori Tachibana / Editor : Hanakoi Yasumatsu / Photographer : Hideaki Ichikawa

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